香港

香港でHSBCの口座を開設してきました。英語力&知識0でもスムーズに開設できた理由

山本ゆうこ
山本ゆうこ
「HSBC香港の口座を開設したいけど、一人では不安…」
そんな方に英語力や知識が0でもHSBC香港の口座をスムーズに開設する方法をお伝えさせていただきます!

海外の預金口座を作るのって、なんだかハードルが高そうと思うかもしれません。

ただ、英語がほとんど話せない&海外口座についての知識も詳しくない私でも、口座を開設することが出来ました。

ただ、口座を開設する前にHSBC香港について、口座を持つメリットやデメリットについては把握しておいた方が良いです。

また、口座開設をするにあたって気をつけておきた方が良いこともあります。

その辺りも踏まえて、口座開設をするまでの流れをお伝え出来ればと思います。

HSBC香港の口座をスムーズに開設する方法をすぐに読みたい方は「6.自力で開設するよりもサポートを受ける方が断然確率が上がる」からお読みください。

私が口座開設をしたのは2016年7月です。海外の口座開設については、日々情報が変わっていくので、最新の情報も合わせてご確認をお願いします。

HSBC香港とは?

HSBC香港は、金融機関の時価総額で世界ランク7位のメガバンクです。

資産を海外に分散させたい人や海外出張や旅行の機会が多く、利便性の高い銀行口座を持ちたい人には安心できる銀行の一つです。

世界中の口座の中でもHSBCの人気が高い理由は、主に下記の3点があげられます。

  • 世界最大級の金融機関という安心感
  • 日本円を含めた12種類の通貨での預金ができる
  • インターネットバンキングの利便性が高い

ちなみにHSBCの口座は複数の種類があり、またそれぞれの口座を維持するために必要な預金額が異なります。

口座の種類

HSBC香港では、2019年7月現在下記の4つの口座種類があります。

  • Jade(ジェイド)
  • Premier(プレミア)
  • Advance(アドバンス)
  • Personal Integrated(パーソナルインテグレーテッド)
    ※旧スマートバンテージ口座

口座の総取引残高(預金と投資口座の合計の3ヶ月平均で計算)に応じて申し込むことができます。

それぞれの口座によって、受けられるサービスや1日の入出金額などが異なりますが「とりあえず海外口座を持っておきたい」という方は、一番グレードの低いパーソナルインテグレーテッドで十分だと思います。

日本の銀行では一般的ではありませんが、預金残高が総取引残高を下回ると一定の口座維持手数料が発生します。そのため、用途や予算に見合った口座を持つ必要があります。

HSBC香港口座の入出金について

  • 入金:国内金融機関からの送金または香港国内本支店窓口での現金入金
  • 出金:国内提携ATMで24時間いつでも対応

HSBCの香港ドル口座に預金があれば、日本のセブンイレブンのATMから24時間いつでも1日2万香港ドル(約27万円)まで引き出すことができます。

ATMの手数料も15香港ドル(約200円)と他の海外口座に比べてもかなり安いです。

(※この記事では1香港ドルを13.9円で計算しています)

HSBC香港の口座を持つメリット

資産を守ることができる

HSBC香港の口座を持つことで、資産の保全ができます。

日本円だけで資産を保有していると、その価値が大きく下がってしまった際に、大きな損失を被ってしまいます。

しかし、海外口座で外貨として資産を持っていれば、そのような事態に陥っても最悪の状況を回避することができます。

日本の少子高齢化の影響もあり、日本の未来に期待できないという人も多い中、日本に資産を集中しておく事がリスクも大きいです。

資産を海外に分散=資産の保全を行うことが、取るべき対策です。その一つの手段がHSBC香港を含め、海外の金融機関に口座を開くことに当たります。

通貨を分散して預金することができる

HSBC香港では、日本円を含む12種類の通貨を一つの口座で預金・管理ができます。

香港ドル、米ドル、ユーロ、ポンド、中国元、オーストラリアドル、スイスフラン、シンガポールドル、タイバーツ、カナダドル、ニュージーランドドル、日本円

銀行によっては通貨ごとに異なる口座扱いとなることが多いですが、HSBC香港は1つの口座という点が魅力です。

また日本円をそのまま日本円で口座に入金できるもうれしいところです。

とりあえず日本円で入金しておいて、為替レートが良い時に外貨に両替することも可能になります。

世界各地で現地の通貨を引き出せる

世界各地によく行く人にとってメリットになるのが、世界各地の銀聯(ユニオンペイ)と提携しているATMから現金が引き出せることです。

「このマーク見たことがある」という人もいるかもしれません。

中国銀聯というクレジットカード会社になるのですが、日本、韓国、シンガポール、タイなど比較的中国人が多い地域、さらにはアメリカ、オーストラリア、フランス、ドイツなど世界中の国や地域でユニオンペイが使える加盟店が増えています。

ATMでこのマークがついていれば、その国の通貨で現金を引き出すことができます。

海外の空港やホテルで両替するよりも手数料が安いので、海外によく行く人はHSBCのキャッシュカードを持っておくだけでもお金の管理が便利になります。

インターネットバンキングの操作性が便利

口座開設後は、インターネットバンキングを使って運用をすることになります。

HSBC香港のインターネットバンキングは、非常に操作性に優れています。

ログインをすると通貨ごとの預金も一覧で確認できるので、管理がしやすいのがポイントです。

またHSBC香港の口座は、日本人で開設している人も多いため、操作方法を解説しているサイトが多いのも助かります。

距離的にも日本から近い

HSBC香港の口座開設をするには、一度現地に足を運ぶ必要があります。

香港は日本から4〜5時間で行けるので、早朝便を利用して日帰りで口座開設することも可能です。

また何かトラブルがあった時にも、日本からの距離が近いので行きやすいのもメリットの一つです。

HSBC香港の口座を持つデメリット

2年間使用しないと口座が凍結される

HSBC香港口座では、一定期間利用していない状態が続くと口座が凍結されてしまいます。

口座が凍結されると引き出しや送金ができなくなります。

口座を凍結されないためには、インターネットバンキングでの両替や送金、ATMでの現金の引き出しなど日本からでも簡単にできることをすればいいので、こまめにHSBC口座を利用することが大切です。

口座が凍結してしまうと、香港に足を運んでHSBCで凍結解除手続きをしなければいけないため、手間と時間がかかってしまうので凍結させないようにしましょう。

利用していない期間については、都度ルールが変更するためなんとも言えないところですが、半年に一度くらいは入出金をしたりインターネットバンキングで両替などをしておけば今のところ問題ないといわれています。

2. 英語または中国語を話せないと口座開設できない

HSBC香港の口座開設は、香港の本店もしくは支店の窓口で行います。そのため、英語または中国語を話せる必要があります。

英語・中国語を話せるかどうかが口座開設の審査基準にもなっているため、コミュニケーションが取れなければ口座開設が難しいです。

後ほど紹介する日本人の専門スタッフが通訳として窓口に同行してくれるサービスを利用することで、このデメリットは解消します。

一人で口座開設するには不安がある方や口座開設の確実性を上げたい方はサポートの利用がおすすめです。

HSBCの口座を開設する流れ

HSBC香港の口座を開設する方法ですが、以前は日本のHSBCの窓口でも口座が開設できていたようですが、2012年に日本から撤退しています。

そのため現在は、香港の拠点まで足を運んで口座開設の手続きをする必要があります。

取引は基本的に全て英語で行われる

HSBC香港では、基本的に全て英語での対応になるため、日常会話レベルの英語ができないと口座開設はかなり厳しいです。

香港のHSBCの本店、もしくは支店に行き口座開設をしたい旨を伝えます。

すると担当者が出てきて、口座開設希望者に対して口座開設に関する様々な質問があります。

  • HSBCの口座を開設する目的は?(What is the purpose of opening HSBC account?)
  • いくら人民元口座に入れますか?(How much do you deposit into RMB account?)
  • 今日はいくら入金する予定ですか?(How much do you deposit today?)

など、ある程度質問される項目は決まっています。

HSBC香港では、この数年で日本人の口座開設が厳しくなっていると言われています。(口座を開設しても凍結させてしまう人が多いため)

そのため、英語での受け答えができないと認識されてしまうと、口座開設ができず帰国するといったケースもあるようです。

口座開設に必要なもの

  • パスポート
  • 住所証明書(国際運転免許証や英文の銀行残高証明など)
  • 現金(香港ドルが必要)

上記の3点が口座開設に必要となります。

ちなみに100万円を超える現金を海外に持ち出す時には、出国時に税関の申告をしなければいけません。

また口座開設時に、ATMから現金を引き出した際の明細の提出を求められることがあるので、必ず明細を持っておくようにしましょう。

HSBCの口座開設は年々ハードルが高くなってきている

先ほども触れたように、HSBC香港の口座開設は年々ハードルが高くなっています。

数年前までは、郵送でも口座開設ができた時もあったようですが、最近では英文の住所証明書(国際免許証や銀行の残高証明)が必要となり、英語が話せない人の口座開設はNGになったりとルールがどんどん厳しくなっています。

また英語が話せても、HSBC口座に関する知識がないとHSBC行員の面談で間違った回答をしてしまうことで、口座開設ができないケースもあるようです。

これはHSBCに限った話ではないので、海外に口座を持ちたい人はルールが厳格化される前に、出来る限り早めに動いておく必要があります。

サポートを受けた方が口座開設できる確率は上がる

ここまで読まれた方は、正直HSBCの口座を開設するのは自分には無理かも…と思われるかもしれません。

実際に私も調べた時には、心が折れそうでした。

けど、HSBC香港の口座開設をサポートしてくれる日本人スタッフが在籍する会社に依頼をした事で、口座開設の難題をクリアすることが出来ました。

HSBC香港のサポート業者はたくさんあるのでネット検索ですぐに見つかると思います。

また中には、HSBC香港の口座開設ツアーなどを開催している会社もあります。

「HSBC口座開設 詐欺」で検索をすると、詐欺の情報もたくさん出てくるので気をつけてください。

ツアーなどでなければ、HSBC口座開設のサポート費用は5万円前後が平均的な価格です。

HSBC香港の口座開設で依頼したのはボーダレスワークス

ちなみに、私がHSBC香港の口座開設で利用したのはボーダレスワークスという香港に本社がある日本人が運営されている会社です。

知人がその業者を通じてHSBC口座を開設していたので、紹介してもらいました

海外での口座開設は初めてだったので、不安も大きかったのですがサポートがかなり充実していたので安心して口座開設に望めました。

山本ゆうこ
山本ゆうこ
もちろん当日は開設できるかかなりドキドキしましたが…

開設サポート料は、3,000香港ドルでした(日本円で約4万円)

基本的な流れとしては、ざっとこんな流れで進んでいきます。

  1. ボーダレスワークスの公式サイトより申し込み
  2. 担当の方からメールで連絡があり、事前に必要書類を記入
  3. HSBC口座開設にあたっての注意事項が送られてくる
  4. 必要があれば口座開設当日のシュミレーションのスカイプ練習をする
  5. 当日にHSBCの銀行に同行してもらい、口座開設手続きをする
  6. HSBCの口座開設が完了
  7. 実際に利用できるようアフターサポートがある

私は特に英語に自信がないので海外の口座開設というハードルを乗り越えるにはサポートが必須だったなと今でも思います。

私の場合、特に英語に自信がなく、④のスカイプ練習は入念に行なってもらいました。

ボーダレスワークスに依頼してよかったポイント

HSBCの口座開設における注意点を事前に教えてもらえる

公式HPより申込後、HSBC口座開設における注意点が送られてきたのですが、事前に知っておいた方が良い内容ばかりでした。

詳細はボーダレスワークスさんの企業情報になるので、全てをおお伝えするのは難しいのですが、口座開設をするにあたっての質疑応答の例文があり「このような質問にはこにように回答しましょう」という内容がぎっしりと書かれていてます。

このように回答した場合こう返ってくることもあり、そんな時にはこう返してくださいであったり、絶対に言ってはいけないNGワードなどがあり助かりました。

希望すれば事前にスカイプ練習をしてもらえる

上記の質疑応答の利用を英語で覚えないといけないのですが、不安な人には有料(2016年時点では7,500円)でスカイプ練習をしてもらえます。

私自身、英語が全く自信がなかったのでスカイプ練習をお願いしました。

当日お会いさせていただく担当者の方とも打ち合わせができ、当日の面談に向けて質疑応答の練習も入念にできて少し不安がなくなりました。

連絡のレスポンスがかなり早い

ボーダレスワークスさんとやり取りしている中で、連絡のレスポンスがかなり早いなと思いました。

質問をしても的確にお答えいただけるので安心してやり取りが出来ます。

また担当の方以外にも、代表の方やもう1名ccに入れてメールをやり取りしているので、メインの担当に方がお返事出来ない時はもう一人の方からお返事がきたりと、体制も整っているのが安心できました。

口座開設しやすい支店を厳選してもらえる

ボーダレスワークスさんは香港に支社があり、常にHSBC香港の情報をキャッチしているので、支店によっても口座開設しやすいところとそうでないところがあるという情報がリアルタイムに入ってくるようです。

また、日本人の口座開設に理解のある支店や担当者も把握されているようです。

ちなみに今回も前日にメールがあり「HSBC側の(理解のある)担当者が急遽支店を異動になったようで、当初予定していた支店ではなく◯◯支店にしましょう」と連絡をもらいました。

アフターサポートをしてもらえる

HSBC香港で口座を開設してからも、実際に利用できるようになるまでに必要な手続きがいくつかありますが、都度メールやスカイプで対応してもらえます。

私の場合、口座開設後にテレフォンバンキングの設定を香港滞在中にしないといけなかったのに、暗証番号を控え忘れていて(汗)メールで質問したら即返答があり助かりました。

またトラブル時も、有料ではありますがアフターサポートをしてもらえるのも安心です。

HSBCに限らず海外口座は一つは作っておいた方が良い

HSBC香港も、日本人の口座開設が年々厳しくなっているといわれていますが、他の海外口座も同じくルールが厳格化されていって、口座開設がしづらくなってきています。

今後、日本円の価値は上がるよりも下がっていく可能性の方が高いのでは?と思うところもあるので、資産を様々な場所に分散させておくのも選択肢の一つとして考えておくのが良いのかなと思っています。

もしHSBC香港の口座を開設したいけど、自分だけ開設する自信がない人はボーダレスワークスのようなサポート業者に依頼してみるのも良いと思います。

ボーダレスワークスさんの公式HP

HSBC口座開設の申し込みページ
(こちらの申し込みページから問い合わせをすれば、3営業日以内には連絡があります)

山本ゆうこ
山本ゆうこ
私自身が経験したHSBC香港の口座開設までの流れでした!少しでも参考になる部分があればうれしいです。

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