予防接種を受けようと思ったのが、いつも東南アジアに出ると気になってたのが野犬の存在。
いつか狂犬病の注射を打たないとと思っていたのですが、チェンマイでも予防接種が受けられると聞き滞在中に行ってきました。
目次
世界一周に行く前に受けておきたい予防接種
厚生労働省からは、下記の7つの予防接種が推奨されているみたいです。
- 黄熱病
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- ポリオ
- 日本脳炎
渡航先によっては、その予防接種を受けてないと入国出来ない国もあるので、必要な予防接種は事前に調べておきましょう。
例えば、アフリカの熱帯地域や南アメリカの熱帯地域へ入国の際には、黄熱病予防接種証明書＝イエローカードを提示しないと入国出来ません。
今回私が受ける予防接種は、A型肝炎、B型肝炎、破傷風（ジフテリア混合）、狂犬病、黄熱病です。
予防接種のスケジュール
予防接種を受けるにあたって1回だけではなく、2～3回受けないと行けない予防接種があることを今回初めて知りました。
ちなみに、摂取回数や摂取スケジュールは人によってバラバラとのことです。
3回目が終わるまでに大体6ヶ月間はかかるので、世界一周を考えている人は早めの準備が必用です。
予防接種の持続期間持続
A型肝炎：1回目接種で約1年持続、2回目接種で約15年以上持続
B型肝炎：3回接種で15〜20年持続
破傷風：3回接種で10年持続
狂犬病：3回接種で2年持続
黄熱病：接種10日後から生涯持続
1回だけですぐに免疫が出来るわけではなく、数回受けることで効果が出てくるようです。
予防接種にかかる費用
日本で予防接種を受けると、上記の予防接種だけでも5～6万円かかります。
タイでは、約3分の1の値段で受けられるとのこと。
タイのバンコクの「スネークファーム病院」で予防接種をしてから、西回りで世界一周をスタートする人も多いみたいです。
チェンマイラム病院で予防接種を受けることに
当初はバンコクで予防接種を受けようと思っていたのですが、せっかくなら長く滞在する予定のチェンマイで受けたいなと思い調べてみました。
その中で、日本語通訳の方がいて安心出来そうな「チェンマイラム病院」で予防接種することに。
チェンマイには国立病院もいくつかあり、国立病院の方が値段は安いみたいなのですが、「日本語通訳の安心感」と「宿泊してるホテルから近い」という理由でチェンマイラム病院を選びました。
予防接種の費用が一番安いのは国立スアンドーク病院とのことですが、現地の方も多く受診しているようで待ち時間が結構長いみたいです。
チェンマイラム病院の様子
チェンマイラム病院の場所ですが、ニマンヘミンのエリアから徒歩5分くらいです。
旧市街のお堀沿いにあります。
白い看板に緑の病院名が目印
病院の中はすごくキレイです。
病院の入り口を入って右に、総合案内のスタッフがいます。
日本人であることを伝えると、日本語通訳の方を呼んでもらえました。
チェンマイラム病院では、日本人スタッフが2名と日本語を話せるタイ人スタッフが2名いるみたいです。
ちなみに予防接種を受けられるセンターは本院から少し離れた場所にあるので、日本語通訳の方と一緒にカートで移動します。
カートに乗るほどでもないのでは？という近い距離をぐるっと遠回りして、予防接種を受けるセンターに向かいます。
センターの方も新しい建物ですごく綺麗でした。
受けたい予防接種を伝えれば、日本語通訳のスタッフが全て案内してくれます。
ちなみに黄熱病の予防接種はチェンマイラム病院ではやっていないので、今回はA型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病の注射を打ちました。
日本だと色々規制があるみたいですが、タイの場合1日4本までは一気に打つことが出来るようで、今回は一気に4本打つことに。
先生からは副作用で微熱が出るかもしれない＆注射した部分が腫れたり痛むこともあるとのことだったのですが、翌日になった今日も特に支障はなく元気です。
チェンマイの病院にて予防接種に挑戦
待合室で待つこと15分くらいで、2人の看護師さんがやってきて部屋に案内されました。
注射が4本ボックスの中に。
通訳の方が「ヤマモトサン、ウチマスネ」と。
注射は平気な方ですが、やっぱり少し緊張。
1本目、少し痛いかな？くらい
2本目、大丈夫
3本目、これは大丈夫
4本目、オッケーオッケー
こんな感じで、合計5分くらいで全てが完了しました。
終わったらオレンジジュースと、今回受けた予防接種の詳細を書いた紙がもらえました。
次回のスケジュールを渡される
ちなみにお支払の前に、次回のスケジュールを紙で渡されます。
私の場合は下記のようなスケジュールとなりました。
- A型肝炎：2回摂取が必用（2回目は6ヶ月後）
- B型肝炎：3回摂取が必用（2回目は1ヶ月後、3回目は6ヶ月後）
- 狂犬病：3回摂取が必用（2回目は1週間後、3回目は28日後
破傷風は1回で終了です。
ちなみにチェンマイラム病院で打った破傷風は、ジフテリアという予防接種も混合のワクチンみたいで、破傷風とジフテリアが1回で終了しました。
予防接種の費用について
ちなみに今回支払った合計金額は、5,076THB（約16,700円※3.29THBで計算）でした。
受診料なども含まれていると思います。ちなみに下記が予防接種の大体の費用です。
A型肝炎(Hepatitis A)：1本3323B（合計2本接種）
B型肝炎(Hepatitis B)：1本920B（合計3本接種）
破傷風（Tetanus）：1本150B
狂犬病（Rabbies）：1本917B（合計3本接種）
あとA型肝炎1回、B型肝炎を2回、狂犬病を2回打つと約7,000THB（約23,000円）なので、合計39,000円となります。
チェンマイラム病院は、チェンマイの中でも少し値段が高いみたいです。
次回の病院を変えることも可能（他国でももちろんOK）です。
ちなみに、チェンマイ市内の私立シリパッド病院はチェンマイラム病院よりも安く、ここの病院も日本語通訳のスタッフもいるみたいです。
A型肝炎(Hepatitis A)：1本1800B
B型肝炎(Hepatitis B)：1本530B
破傷風（Tetanus）：1本220B
狂犬病（Rabbies）：1本500B
私立シリパッド病院で残りの予防接種を受けると約3,360THB（約11,054円）となります。
タイの医療レベルは高いので安心
タイの医療レベルは日本並、中には日本よりも高い病院はたくさんあります。
更に日本語通訳の方がいる病院も意外と多いので、予防接種を受ける時にはバンコクやチェンマイで受けるという選択肢もありかなと思います。
チェンマイラム病院は、その日は患者さんがそこまで多くはなかったので、待たずにどんどん進んでいったのが良かったです。
チェンマイラム病院は土日もやってるみたいですが、予防接種の時間帯は8時～15時くらいまでの間に受付を済ませないといけないとのことでした。
持っていくものはパスポートのみでOKです。
帰国してから日本でA型肝炎、B型肝炎、狂犬病の予防接種の続きを受けたところ、3本で3万円ちょっとしました。
やっぱりタイは、日本の3分の1くらいの値段で受けられそうです。
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